身体をゆっくり動かす運動の秘密

前回も書きましたが、いろんな骨盤ダイエットを読み漁っていくとその傾向が大きく二つの流れに分類できることに気がつきました。

骨盤の歪みを取るために多くの先生が様々な方法論を出しています。

理論のしっかりしたものも根拠となるものをなにも示さないものもいろいろですが、

自分がやってみてこれは効いたなというものを残していくとこの「揺らす運動」か「ゆっくり動かす動作」なんです。

前回そのひとつ「身体を揺らす運動」の秘密についてご紹介しました。

そこで今回は「ゆっくり動かす動作」がもたらす身体の秘密についてお話したいと思います。

この「ゆっくり」動かす運動がなぜ骨盤の歪みを取りカラダを整えることができるのでしょうか。


以前に骨盤の歪みとは関節の動きの左右差だとお伝えしました。

その左右差が出来る原因は出産だけに限らず、日常生活のありとあらゆることが原因になります。

現代人の生活そのものが筋肉を使い、その筋肉に無理な緊張を強いる動作が骨盤の関節に負担をかけると動きの左右差が生まれるわけです。

ただし筋肉は勝手に動いているわけではありません。

大脳からの神経線維を伝って送られてきた非常に微弱な電気信号によって筋肉は興奮し収縮します。

この信号が大脳のコントロールによって送られるわけですが、激しく動かそうと力むと上手くコントロールできなくなります。

ゆっくり動かすとこのコントロールをスムーズに行なうことが出来ます。

つまり、脳神経の興奮を作らないようにゆっくり身体を動かすと筋肉にも無用な緊張がなくなるわけです。

その結果、脳神経の作用が上手に行われるようになり、筋肉もスムーズに動き出す。

よって、関節の左右差が解消する。という理由です。

実はこのメカニズムに最初に気がついた先生はイスラエルの物理学者でした。

この方のお話もすごくおもしろいのでいつかブログでご紹介したいと思います。


とにかく、自分でやっていただくと納得しやすいと思いますので、この「ゆっくり」の骨盤運動をひとつご紹介しましょう。

両脚を肩幅くらいに開いて立ちます。

つま先を開かないように並行に並べてます。

次にそのつま先を床から離すようにあげます。すると体重は自然と踵に載ります。

その状態でゆっくり骨盤を時計回りに1周させます。

両手を恥骨(鼠径部)に当てると腰骨の動きをつかみやすいです。

一周したら今度は反対回りに一周します。

これを1分間ゆっくり行います。

この運動は骨盤周りの筋肉の緊張を取るのと同時に、膝の裏に来る大腿と下腿の筋肉全体をほぐす効果があります。

ウエストを絞る効果が高く、メタボ対策に最適です。

もちろん骨盤の動きを整えることは言うまでもありません。

お試しあれ。


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