超音波画像検査でわかること

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ライズシティクリニックの福島一雅先生はサッカーJリーグの東京ベルディでチームドクターをされていた時、怪我の90%は超音波画像で診断できたとおっしゃられています。その経験からご自身が開業するにあたり超音波画像検査をメインにしたクリニックにされました。一般に画像検査というとレントゲンやMRIをすぐに思い浮かべると思いますが、実は身体の怪我の多くを超音波画像検査で見ることができるのです。
 超音波検査は身体に電気を流すのでもなく、放射線、磁気などを当てるのでもないため非常に安全。そして現在の画像は5年前と比較しても雲泥の差ほどに画質が上がっており、画像解像度ではレントゲンやMRIを上回っています。関節の中にある靭帯、腱、半月板も非常にクリアにしかも他の画像検査と違い動画でリアルタイムに見ることができます。
さらにドプラーという特殊な画像検査方法を用いれば、指先の小さな毛細血管の動きまで確認することができ、それにより突き指はもちろん肉離れのような筋肉損傷の程度や炎症の度合いも見て取ることができます。骨に異常が見られなくてもその周りの組織に血管が集まって拍動していれば、腱や靭帯、または筋組織、滑膜などの損傷がその場で確認できてしまうのが超音波検査の素晴らしいところです。
 「そんな素晴らしいものがなんでもっと普及しないのか」と不思議に思われている方もいらっしゃると思います。僕も不思議ですが、ほかの画像検査よりも画像を撮るための技術習得に時間がかかることが原因のひとつではないかと推測しています。
 秋田大学医学部整形外科で超音波検査を取り入れていらした高橋周先生も当時「僕たちも撮りながら解剖まで勉強し直している」とおっしゃられていました。細かいところまで見えるようになったために今まで意識しなかった骨の細部の形状や軟部組織まで認識しながら画像を解析する必要が出てきたからです。
 解剖の理解度が高まることで観たいところを特定でき、再現性のある確かな画像が取れ、画像の解釈の正確度も上がってきます。そこへ到達するためには日々コツコツと症例を集め、一つ一つを検証し、さらにほかの画像検査と比較し、また修正するという努力を積み重ねないとなかなか技術が上がってきません。つまり一朝一夕に超音波画像は素早く撮れるようにならないのです。
 僕自身も15年以上前から日本超音波骨軟組織学会に所属し、知識と技術を高めるために学会の学術大会や全国大会で症例報告や研究発表するというハードルを自分に課し、ほかの先生たちのご意見ご批判をいただくということを繰り返してきました。
これは自分の診察に客観性を持たせ、患者さんが納得して治療が受けられる治療院にしたかったからです。
運動器に対しての超音波画像検査はアメリカやヨーロッパ、南米でも盛んに行われており、ほぼ世界同時に開発が進んでいます。僕自身も世界の先生たちと同じ気持ちで皆さんに役立つ検査をしていきたいと願っています。
 
超音波画像検査費用 
初回は600円から800円(撮影する部位数によって金額が増える場合があります。)
2回目以降 300円から500円


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