お灸人気 3つの秘密 お灸は気持ちいい

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 もはや、冬の風物詩となってしまった感のある僕の感染症。
 今年も見事に12月に入って早々に罹ってしまいました。
 そのせいで、先週の後半は接骨院を1日半お休みいたしまして、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

 気を取り直して、今回は冬のお灸について。寒くなってきたせいで、治療にお灸を使う頻度が上がってきました。今日はそんなお灸の秘密に迫ります。

● お灸はなぜ気持ち良い
 もぐさをひねって小さな円錐状にしたものを艾炷(がいしゅ)といいます。大きさは米粒か、その半分くらい。ひねり方とこの大きさを調整することで、もぐさの燃焼温度はおおよそ60℃から80℃になります。
 たんぱく質が変性する温度が50℃(卵焼きが出来る温度)と言われていますから、60℃から80℃というとちょうどパンがこんがり焼きあがる温度です。
 このくらいの温度で身体を熱すると、生体は反応しやすいようで、免疫力が高まってきます。ウサギを使った実験ですが、血液中に活発な白血球が増え、同時に赤血球も増加したという報告があります。
 ちなみにタバコの燃焼温度は平均で約820℃(770℃-870℃) 程度。ここまで温度が高いと肌に直接タバコを押し付けるような根性焼きでは生体は反応出来ずお灸のような効果は期待できないことになります。
 このことからも燃焼温度もずっとマイルドなお灸は、意外にも身体にやさしくて気持ちいいものとなっています。
 以前にも「清水寺の舞台から飛び降りるつもりで来た。」なんておっしゃられてドキドキしながら来院した鍼灸未経験の年配女性にお灸をして差し上げたところ、「あら、お灸って気持ちいいのね。」と次からお灸をしてほしいとせがまれました。

● 身体の芯が温まる
 お灸は身体の芯から温まるので、治療が終わっても身体がポカポカ。患者さんからも治療を受けた日は一日中からだが動かしやすいと喜ばれます。
 お灸をした場所に流れる皮下血流量を測定した実験で、このことは立証されています。
 たった1壮(ひねった艾炷に火をつけてすえた数はこのように数えます)しただけで、約25秒後に血流量は施灸前の10倍になり、元に戻るまでに5分以上かかりました。
 しかもこの実験ではお灸をしていない場所の変化も見ているのですが、そこにも同様の変化が見られています。
お灸をすると身体がずっと温まるというのは本当なのです。

● 治療効果が高い
 これも意外に思われる方が多いかもしれませんが、お灸は艾の燃える熱を使うために刺激が強くなり、その結果身体を変える力が鍼以上に強いのが特徴です。ケガなどの初期症状では炎症が強く慎重なケアが必要になりますが、回復期に入ったならカラダ本来の治癒能力を引き出すためにお灸が大変有効です。
 さらに骨など身体の奥深いところを治すときはお灸の独壇場という気がします。

 このような効能があるお灸を当院は開業当初から大切な治療手段として活用し、合わせてノウハウも何十年と培ってきました。
 最新機器に勝るとも劣らない古くて新しいお灸。これからも皆様の大切なお体のケアに、創意工夫しながらお灸を使っていこうと思っています。

三勝はり灸接骨院HP : http://www.3show-hari9.com/



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