元気のメカニズム

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 今日は東洋医学が教える「元気のメカニズム」を超訳して解説したいと思います。

 人間の元気は、元々持っているエネルギーと生活の中で得るエネルギーを掛け合わせて出しているハイブリッドパワーで出来ています。
 元々のエネルギーを「原気(げんき)」と言い、生活の中で得るエネルギーを「宗気(そうき)」と言います。
 「原気」は父母からもらったもので、有限です。
 「宗気」は水や食べ物を消化して得たエネルギーと肺に吸入して得た大気のエネルギーを混合したもので、こちらは条件さえそろえばいくらでも得られます。
 原気は腎に内蔵され腎の働きによりエネルギーとなり、カラダの下から上に昇って、胸中に巡り、「宗気」の生成を助けます。
 宗気は脾と肺の働きにより生成され、カラダの上から下へと分布し、臍下丹田に蓄積され、「原気」の働きを助けます。
 この仕組みがうまくいっているときが「カラダが元気」「気力が充実」している状態です。これをキープ出来るようにするトレーニング方法も東洋医学は教えてくれています。
 腎は下半身を鍛えることでその働きを維持することができます。気功で腎に作用する運動は、相撲の四股とよく似ていて、足を開いて腰を落とします。
 最近ネットで流行っている「相撲スクワット」はまさに腎の強化に最適です。
 脾はカラダをねじることで鍛えることができます。気功ではスワイショウというのが有名ですが、ラジオ体操のように体幹を左右にグルグル回すのもOKです。ゆっくり体幹をねじって刺激を与えて消化器全体の血の巡りを良くしましょう。
 最後に肺です。これは大きく胸を開いて胸郭全体を動かします。自分の力で動けない肺は、周りの筋肉が動くことで開いて閉じる臓器です。つまり肺を鍛えるためには思いっきり深呼吸することになります。
 この時にたった一つ大切なポイントがあります。それは思いっきり背筋を伸ばすこと。
 こうしただけで、息を吸って吐くとあとは何の努力もしないで臍下丹田に宗気のパワーが蓄積されるようになります。
 すごく簡単なのですが、気功の本を読んでもどこにも書いてありません。ぜひこのポイントは外さないようにお願いします。
 以上たった3つですが、これを全部いっぺんにやる必要はありません。
 一日に一つだけで十分です。回数もやり過ぎない自分の適量を見つけてください。腎を鍛える日、脾を鍛える日、肺を鍛える日と週に3日だけトレーニングして、あとの4日は好きなことをしてもらって結構。そのくらい気楽にやってください。でも効果は東洋医学2500年の歴史保証付きです。





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