本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 今年のお正月は本当に気持ち良い天気が続き、穏やかな気持ちで新年を迎えることが出来ました。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

 さて、年明けのスポーツ新聞にまたまた面白い記事が載っていました。

記事の内容は当院でも行っている「AKA博田法」に関してのものです。

 当院で実際にお受けになっている方はわかっていらっしゃるのですが、簡単にその治療法をご説明すると、骨盤の関節である仙腸関節という部分を操作して全身の身体の痛みや関節の動きの改善を図る治療法です。

 関節を動かすと言っても無理に引っ張ったりすると体の防御反応が起きてしまうため、操作は関節内の神経を刺激しないように本当にソフトに行います。強く押したり、関節の動きに合わない方向に引っ張っても関節を動かしたことにはなりません。

 ですから、解剖的知識はもとより見た目よりかなり難しい技術が必要となります。
 

 記事の内容は椎間板ヘルニアと診断されていた20代の男性が、この治療法を受けて歩行痛が取れ、4か月後にスポーツが出来るようになったというものです。

 最初に受けたときは反って痛みが強くなってしまったようなのですが、ヘルニアによる痛みと思っていた痛みが、「仙腸関節をいじられたことで増したということは、もしかしたらこのドクターの言う通り、自分の痛みは仙腸関節の機能障害なのか」とこの治療に通うことにしたそうです。

 字数に限りのある記事の内容から詳しいことはわかりませんが、このかたの症状は腰痛と両下肢の痛みとしびれということで、これだけ読んでも通常のヘルニアの症状でないことがうかがわれます。なぜなら、椎間板ヘルニアとは脊髄神経の枝の部分に椎間板の髄核と呼ばれる組織が飛び出してくる病気で、左右どちらかに症状は片寄るからです。

 高校生のころから症状が出ていたというので、10代の子に後退性変性(いわゆる老化)の脊柱管狭窄症という病名は付けづらく、この病名になったと思われます。

 この仙腸関節の関節機能障害というのは、画像診断ができません。なぜなら、関節の形状がおかしくなったのではなく、可動性に問題が起きているからです。

 ですから、画像所見を頼りにしつつも他の疾患の可能性を探り、治療法を模索する鑑別診断が大切になってくるわけです。

 誤解のないように付け加えておきますが、この記事を書かれたドクターも手術によって症状が取れ、全く普通に生活できるようになった人たちもたくさんいる事実を否定しているわけではありません。ただ、運動器の疾患にはかなりの多様性があることを診察する側も治療を受ける側も承知してほしいという思いだと推察します。


 ちなみにAKA博田法は仙腸関節が全身の関節に連動していることから、腰痛だけでなく、全身のあらゆる疼痛に有効性が認められているので、首肩の凝りや膝の痛みにも使えます。

 ご興味がありましたら、来院されたときに僕やスタッフにお聞きくださいませ。





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