久しぶりにいらした患者さん。
この方はバレーボールを熱心になさっていて、最初にいらしたときは膝が正直ボロボロでした。
それが、2か月ぶりに診たら、ずいぶんとすっきりしていて以前に比べたらかなり綺麗になっている。
今回は以前の膝と反対側が痛いということでエコー検査を行ったところ、左右比較すると前回膝の裏に溜まっていた関節水腫も小さくなっていました。
理由を聞いたら、
「バレーボールを続けるために、先生が教えてくれたように食べ物を見直して、プロティン(たんぱく質)をしっかりとるようにしたら、ずいぶん膝が楽になった」そうです。
そう言われてみると、確かに肌もきれいになっている。
以前は伸びきらなかった膝の屈曲変形もなくなり、しっかりと両膝が伸びています。
ボコボコに腫れていた膝の輪郭がすっきりしたのと同時に肌艶が良くなったせいで、膝まわりが綺麗に見えたのだということがわかりました。
僕の話をしっかり受け止めて、自分の食事内容を見直し、結果につなげてくれたことが素直にうれしかったです。
このままバレーボールを続けるのは膝の寿命を縮めるだけだと思ったほど悪かったので、食事を見直すことで正直ここまで良くなるのかと驚きました。
ちなみに、最近の研究で内側広筋という最も膝を支えている筋肉は膝のなかの水腫が10cc溜まっただけで萎縮する(弱る)ことが報告されています。(『強める殿筋』John Gibbons 医道の日本社 p123)
わずかな腫れでも筋肉が細ることから、膝関節の治療の難しさが垣間見えます。
そのためにも運動と適度な休息そして適切な食事、今回このバランスが本当に大事なんだということを改めて確認させていただきました。
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