「HIIT」とは、短時間に間合いを入れて行う高強度の運動法です。
僕がこの運動法で一番の魅力を感じているのは、短時間というところ。
4分で行うことが基本です。
「なんで4分?」という疑問の声が当然あると思いますが、これにお答えするのはもう少し後にして、今は様々なデータをもとにこれ以上でもこれ以下でもダメという必要十分な時間が4分だったとご理解ください。
その4分間に20秒のエクササイズと10秒の休憩を8回繰り返すというのが「HIIT」という運動方法なのです。
この20秒のエクササイズに取り入れるものを優しいものにするかハードなものにするかで運動強度を自由に選択できるところもいろんな人にお勧めできる点になります。
前回ご紹介した「リザードウォーク」は股関節まわりの筋肉を動かすことで筋力を高めつつ柔らかくする効果があります。
これに肩関節まわりを動かして強化する「スパイダーウォーク」を合わせると上半身と下半身をまんべんなく動かせる立派な「HIIT」になります。
<リザードウォーク> | |
しっかり版 | 簡易版 |
★トカゲのように四つん這いになって、這うように動きまわります。
<スパイダーウォーク> | |
しっかり版 | 簡易版 |
★膝を立てた状態で床に座り、肩の下で両掌を床につきます。
そこから腰を膝の高さまで持ち上げ、この状態で足先方向へ前進します。
「リザードウォーク」を20秒行い、10秒休憩、今度は「スパイダーウォーク」を20秒行い、また10秒休憩、これを4回繰り返すとちょうど4分になります。
いままで大した運動もしていなかった人に、いきなり高強度の運動と言っても無理なのですが、この二つのエクササイズはズルがいっぱい出来るありがたい方法なのです。
「リザードウォーク」は腰を下げずに行えば、単なる四つ足歩きみたいになりますから、股関節まわりの負荷は軽くなります。
「スパイダーウォーク」も腰を膝の高さまで上げなければ、腹筋背筋がないひとでも結構できます。
とにかく、この運動20秒休憩10秒を4分続けるという運動を体験してみましょう。
このなかには、日ごろ皆さんが抱えている痛みを解消し、もっと元気な身体にしてくれる秘密がいっぱい詰まっています。
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