前回ご紹介したエクササイズ、うちのスタッフも読んでくれています。
雪が降った日、みんなでワイワイ言いながら接骨院の床の上を這い出しました。
手足がバラバラになって、「どうやって動くの?」なんて笑っていますが構上手にやっています。前回もお伝えしましたが、このエクササイズはうまくできなくて全然かまいません。もともときれいにやることが目的ではないのですから。
この運動は20秒という短時間に集中して動くことで、心肺機能を高め、体脂肪を燃焼し、柔軟性を高めて、筋力をアップすることが目的なのです。
スタッフのみんなもこの20秒のインターバルを体験してもらいましたが、結構息が上がっていました。
この運動で心肺機能が高まる秘密は、短時間で高強度の運動を繰り返すことにあります。
酸素を使ってエネルギーを作り出す有酸素性供給と急激に動いたときに酸素が足りなくても大丈夫な無酸素性供給の両方に最大の負荷をかけるのがこの運動法の特徴です。
これがこの運動のすべてのメリットを作り出しています。
たとえば、有酸素運動を続けることで強化されると言われている「最大酸素摂取量」(1分あたりに摂取することのできる酸素の最大値)は持久力の向上につながるものですが、これは意外に個人差が大きく、年齢によっても低下します。
これが高いと糖代謝も高くなるため、糖尿病予防に最適です。ですから有酸素運動などが望ましいとされてきたわけですが、単純に低負荷の運動を行うよりもこのHIITのほうがその効果「最大酸素摂取量」が高くなることがわかってきました。
どんな運動でも有酸素と無酸素の両方を使っていることが最近の研究で明らかになっています。
そこでこのHIITよりももっと強度の強い運動と比較した実験がありました。結果はよりきつい運動では「最大酸素摂取量」が伸びませんでした。
逆にジョギングのような低負荷の運動では無酸素性供給が伸びませんでした。
この有酸素性と無酸素性供給の両方が高まるHIITは持久力がつく上にパワーもつけることが可能になります。
「パワーはいらない」なんて人もいるかもしれませんが、筋力は転倒予防という観点からも非常に大切なものです。今は小学生でも筋力不足を指摘されているくらいです。
週にたった2日でいいのです。大人から子供までみんなでワイワイ言いながら楽しんでもらいたい運動です。
スマホのアプリでこの運動法に合わせて使えるタイマーが無料で出ているのでご紹介しておきます。
Runtastic タバタ式トレーニングタイマー
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