最近、患者さんを診察していて、下半身とくにふくらはぎが気になる人が増えています。
これはこの季節ならではの湿気によるものかもしれません。
漢方では湿気によって体調を崩すことを「湿邪の侵入」と表現します。
この「湿邪」は下半身に留まりやすく、これによって引き起こされた症状はなかなか治らないと言っています。
昨日もお父さんに連れられて10歳のダンスをしている女の子が来院されました。
主な症状は首と腰の張り感。マッサージすると左半身が全体に凝っていました。
この子もよくよく調べてみると左下腿の中央内側にものすごく痛がる場所があります。
ここに指を差し込むように筋肉と筋肉をはがしていくと、左首筋の凝りがまったくなくなってしまいました。
こんな小さい子でも湿邪にやられていたようです。
湿度が高くなるこの季節、知らない間に身体は影響を受けています。
予防するには、暴飲暴食を避け、睡眠をしっかりと取り、内臓器の働きを助ける生活をまず心がけることです。
漢方でいう五臓六腑がしっかりしていれば、湿気なんて怖くありません。
元気に生活を送りましょう。
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