スポーツでケガをしないために。

最近NHKで夜1155分から5分間だけオンエアされた番組「筋肉体操」が話題になっています。まだ2回しか放送されていないのですが、僕も偶然に観てびっくりしました。

 筋骨隆々のイケメンモデルが3人、テレビ体操のようにシンクロしながら運動しているのです。

 合言葉は「筋肉は裏切らない」。深夜に運動することが良いか悪いかはさておき、世間の筋トレ流行りをキャッチした番組なのでしょう。とにかく出演者の男性が半端ない身体をしておりました。

 

 で、今日の本題ですが、前回に引き続きスポーツでケガをしないための腕の使い方についてご報告と思います。

 

 スポーツで肩肘を傷めてくる場合、原因として不意の動作や転倒はもちろんですが、使い過ぎなども考慮する必要があります。そしてその際に考えるべきなのがどのように使っているのか。

 

 最近僕が注意しているのが運動中の肘の位置です。

 脇から肘が開くと、肩肘にかかる負担が大きくなるのでケガをしやすくなります。

 肩肘を傷めて来るスポーツは、野球はもちろん、バトミントンやボルダリングなどほんとに様々です。女性でも筋トレをして傷めてくる人もいます。実は僕自身もベンチプレスをしていて傷めちゃいました。

 

 初めは「なんか肘が痛いなあ」くらいだったのですが、段々ベンチプレスする度に痛くなってしまいました。改めて調べると肘が開いていたことが原因でした。

ベンチプレスの場合、肘と体幹の角度は60°が良いそうですが、僕は肘を張ると力が入る感じがするので、重い重量を持ち上げる時につい右の肘を開いて上げていたようです。不思議なことに力が入りにくい左腕はきちんと正しい位置で上げていました。

 

それから来院する患者さんを診るときは、肩肘がどんな動きをしているかチェックするようにしています。これを改善しただけで、僕は肘の痛みが止まってしまったからです。

 

皆さんももし運動していて肩肘を傷めたときは、フォームのチェックをしてみてください。コーチがいれば、第3者に観てもらうのが一番良いと思います。

「筋肉は裏切らない」ようにするためにはフォームが大切です。



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