僕たち夫婦が落語を聞きに行くようになった最初の落語会が、この柳家花緑さんです。
初めて落語を聞きに行きたいと思ったとき、
まず戸惑うのが、どこへ行ったら良いのか、誰が良いのかがまったくわからないことです。
そこで多少調べて、古典落語派と創作落語派があることを知り、
最初だからまずは古典から攻めてみようということにしました。
柳家一門は、古典落語を極めようという流派らしいことも分かったので、
それではと近場で花緑さんの落語会に行ってみることにしたのです。
結果的にこれが大正解でした。 3年前のことです。
とても面白かったので、その後もいろんな噺家さんの落語会に行くようになったのです。
柳家花緑さんの話は、聞いていて本当に楽しいし、癒されます。
だから僕たち夫婦は花緑さんが大好きです。
最近メディアにもちょくちょく顔を出すようになったので、
ご存知の方も多いかもしれません。
花緑さんはディスレクシアという文字の読み書きが出来ない障害
いわゆる発達障害というハンディを持っていることを
2年前にカミングアウトしていらっしゃいます。
本人の弁を借りれば、
そのことを公表したことで、すごく生きやすくなったとか。
子供の頃は、字が読めないことで、とてもいじめられたんだそうです。
僕は大勢の人前で話をするのが苦手なので、
花緑さんみたいに歯切れよくしゃべれたらいいなあと本当に思いますが、
人の才能を羨むのではなく、自分も努力したいと思います。
今回の演目は、下の写真の通りでした。
生真面目な浪人者の講談『柳田格之進』は今までの花緑さんと一味違う迫力を感じました。
これからの花緑さんも楽しみです。
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