孤高のジャズピアニスト ビル・エバンス
今 吉祥寺のuplinkでこの人のドキュメンタリー映画が上映されています。
ビル・エバンスは僕が20代の頃
レコード店で偶然見かけて
そのジャケットのかっこよさから好きになったミュージシャン。
私的で恐縮ですが、史上ナンバーワンのジャズピアニストです。
この間は手作りコーラを飲んできたお話をしましたが、
今回はそのときの映画のお話しです。
ビル・エバンスはマイルス・デイヴィスなどに見いだされ
1960年代から活躍し1980年、51歳で亡くなるまで
名曲の数々を世に残しました。
僕の大好きな彼の珠玉の作品はどのように生み出されたのか
興味は尽きません。
映画を観て僕が一番驚かされたのが
彼のプレイスタイルです。
ピアノを弾いている姿勢がメチャクチャ悪い!
前のめりにもほどがあります。
実はビル・エバンス、かなりの長身だったようです。
そのため演奏するときの彼は、
写真からもわかるように
身体をくの字を通り越し
Uの字に曲げてピアノに向かっています。
職業柄、ひとの姿勢に興味があるので、
余計に気になったのかもしれませんが、
この姿勢は
自分の気力を集中させるのには都合がよいですが、
肋骨が閉じてしまい、ゆったりとした呼吸が出来ません。
頚と肋骨を繋いでいる筋肉が収縮して
自発呼吸が行われるのみです。
実は僕たちも治療に専念するあまり姿勢が前のめりになる職業。
人の治療に集中し過ぎて呼吸をおろそかにすると
身体を壊すと先輩たちからよく注意されました。
そのくらい姿勢と呼吸は大切なのです。
ビル・エバンスの話に戻りますが、
彼は尋常ならざるレベルで音楽に集中していたということだと思います。
彼の研ぎ澄まされた音楽は
文字通り彼の身を削る気力から生まれていたと言っていいでしょう。
映画は全編貴重な映像と
ご機嫌な音楽で埋め尽くされています。
彼の音楽と人生に触れられる90分です。
映画館も素敵なので
手作りコーラと合わせてお楽しみください!
(uplinkと当院は一切関係ありません。笑)
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