新春の東京は穏やかな日和が続き、気持ちよく過ごせたおかげで身も心もゆったりとした三が日でした。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
今年も三勝はり灸接骨院は皆様の健康を応援すべく、全力で治療に取り組んで行きたいと思っております。
さて今年最初のメルマガは「痛みの原因-からだの歪み」について。
以前に身体の中心線(重心)がどこにあるかというお話しをしました。
僕はこれまでの臨床経験を踏まえてこの重心軸がずれてくることで体の歪みがうまれていると考えています。
まず身体を正面から見て、その真ん中に仮の線を引いたとします。
その線よりも若干左寄りにひとの身体の中心軸があるといわれています。
これは身体の真ん中よりもそのほうが身体を動かすときに都合がいいからです。
左右均等に体重が乗っているとたしかに安定はいいのですが、動けない。ひとはどちらかに体重をあずけないと動けないのです。
これまでのデータによると97パーセントのひとがわずかですが体の中心より若干左寄りに軸があることが分かっています。
当然その軸があるところに体重がかかります。負荷がかかったところに凝りが生まれます。背骨を中心に考えると、背中の中で最初に凝ってくるところは左の腰ということになります。そこに体重が乗るからですが、昔からここが凝りの出発点といわれています。
たしかに患者さんの背中を探っていると、かならずここは張っています。大人でここが凝っていない人を僕は見たことがありません。
そして骨盤のゆがみもこの法則を裏付けるように起きています。
荷重のかかりやすい左側の骨盤が後下方に沈み込み、右側は真ん中にある仙骨を介してねじれるように前上方に浮き上がります。
この傾向が極端になってしまうと右側に体重を乗せることが難しくなってしまいます。
また、わずかに前方に出た右側の骨盤についている前側の筋肉は緊張し膝に負担をかけます。その結果膝が痛み出します。
こういうからだの歪みがただちに痛みや怪我につながるわけではありませんが、腰痛や身体のあちこちに起きる痛みを引き起こす温床となります。
ですから、僕の治療は痛んだ部位を治しつつ、歪みを調整することが最終目標になっています。
そして理想は、治療の後も歪まない、歪みにくい体を作るために皆さんにストレッチと筋トレを継続していただくこと。
そのために、今年も皆さんにこのメルマガを通して有益な情報をお届けしていきたいと思っています。
どうぞ皆様、本年もお付き合いよろしくお願いいたします。
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