春ですね~、なんだか日差しが明るくなったせいなのか、ウキウキしてきます。
まだ朝晩は寒いし、風も冷たいのですが、そんなことはどこかに置いて遊びに行きたくなるから春は不思議です。
さて、今日はうちのブログとしては初めての試みとして動画を載せてみようと思います。
なぜなら、今の画像検査は動画で見たほうがわかりやすいからです。
やはりうちの患者さんで最も罹患頻度の高い外傷は「捻挫」です。
しかも足関節捻挫は本当に多いです。
「捻挫」と一口で言ってもその病態は実にさまざまです。
今日はそのなかでもっとも発生頻度の高い靭帯断裂がどのように画像で確認できるのかをご紹介したいと思います。
これが普段よく見る靭帯が断裂したときの捻挫です。
靭帯のほぼ真ん中で切れているタイプです。見た目のインパクトは非常にあります。
この画像を動画で見ているとこんな感じです。
これは靭帯がどの程度の損傷を受けているかを検査するためのもので、「前方引き出しテスト」と呼ばれる方法で関節を動かしています。
靭帯が切れているとその下にある骨どうしは関節が緩んでしまい、このテストで正常なら動かない方向に移動してしまいます。
この状態をただ湿布しただけ固定しないとどうなるでしょうか。
答えは靭帯が切れたまま着きません。
修復するには断端がつながっていることが絶対条件だからです。
では、手術が必要なのかというとそうでもないです。
しっかり固定してさえあれば靭帯はちゃんと元に戻ってくれます。
次にお見せするのはこの画像から10日後の画像です。
すっかりきれいになってしまっているのがわかると思います。
動画で見ていただくと、骨の動揺がまったくなくなっていることがさらによくわかります。
このように画像もただ映すのではなく、動画で記録することで損傷程度を診断し、修復度合いを知ることが出来るようになっています。
これから3月。このブログも新しい試みをしていきたいと思っています。
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