高校野球もたけなわですが、今日は高校球児のケガについてレポートしたいと思います。
患者さんは18歳。守備の練習中に至近距離から硬球を膝下ふくらはぎ内側に受けて負傷しました。
すぐに病院に行き、固定具のアルフェンスを足先から膝下まで入れて2週間弱固定してもらっています。
しかし、痛みが一向に引かないことで心配になった親御さんが知り合いから勧められて当院を受診しました。
画像はその時の体の内部を超音波検査器にて描出したものです。
黒く抜けている部分が体の内部に溜まっている血の塊りです。かなりの量の内出血がそのままになっていました。
このままだと骨化性筋炎に移行する可能性が高い状態です。
骨化性筋炎とは、筋肉内部に石灰が沈着し、それが炎症を引き起こして痛む病態を指しています。
僕のこれまでの臨床経験からこの骨化性筋炎は筋肉内に残った血腫が原因だと思っています。
うちにいらしたのが、受傷してから13日経っています。
血が身体の内部で固まらないうちなら、注射器で内部の血を抜いてしまえば血腫は残りません。もしくはパッドを作って圧迫固定して血腫を潰すこともできます。
13日経過というのはそれができるかどうか微妙な日数でした。
その日のうちに手配して翌日には都内の整形外科に行ってもらい血を抜いてもらうことにしたのですが、今回は残念なことにすでに血が固まっていて抜くことはできませんでした。
あとは超音波治療器などを使って骨化性筋炎を引き起こさないようにリハビリを行うことになります。
皆様ももし打撲したら、単なる打撲と放置せず、最低でも包帯などで圧迫して腫れを抑えるようにお願いします。
今回の症例の方にはお気の毒なのですが、皆さんが同じ目に合わないように画像を使わせていただきました。
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