今日は先々週にお話ししました筋トレ中の怪我のその後の態をご報告します。
まず、かなり楽になってきています。
前回のブログの後、読んでくださっている患者さんや友人たちから温かいお見舞いの言葉をかけていただきました。なんだかうれしいやら恥ずかしいやら複雑な気持ちになりましたが、皆さんのお心使いにとても感謝しています。
今回の怪我はバーベルスクワットの負荷をかけ過ぎたことにより、右膝のすぐ上で大腿部の外側広筋というところを傷めていました。
患部を超音波画像で観察してみると骨と筋肉の間に脂肪体があることがわかります。
それをよく観察してみると、膝の曲げ伸ばし時に位置を移動していることがわかりました。膝を曲げているときは膝上の外側と内側に移動し、伸ばしているときは膝上の中央に集まってくるのです。
この脂肪体の動きを左右で比較してみるとさらに面白いことに気が付きました。傷めている右膝となんでもない左膝で脂肪体の動きに差があることが分かったのです。
負荷をかけず、つまり膝に痛みの出ない状態で動かしても左右差はなかったのですが、相撲スクワットと呼ばれる両足を開いて行うスクワットをして脂肪体を観察してみると、傷めている右膝の脂肪体が周りの筋肉に押されて外側に移動しきれていないようなのです。
膝を肩幅くらいに開いて行なうスクエアなスクワットでも結果は一緒でした。脂肪体の厚みを計測してみると5mmもの差があります。
負荷をかけていないときの脂肪体に左右差はなかったことから考えると脂肪体が関節の中央に幾らかの量が残ったまま膝を曲げていることになります。こうなると関節の厚みが増すことになり、周りの軟部組織を圧迫する原因となりえます。
膝関節に水が全く溜まっていないにもかかわらず曲げたときに圧迫させるような痛みが出てくるのは、問題の脂肪体の動きが悪くなっていたせいのようでした。
今はまだ肉離れ専用サポータを巻いて仕事をしています。この威力は本当にすごい。身をもって体験したおかげで患者さんに自信を持ってお勧めできます。これを巻いていると本当に痛みが引きます。
また面白いことがわかりましたら、ご報告いたします。
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