「背中を伸ばす」と「腰を立てる」ことの違い

合気柔術の稽古に行くと、先生から
「荒畑さん、姿勢が丸くなって崩れていますよ。」と指摘され、

姿勢を良くしようと背中を伸ばすと、
「荒畑さん、もっと力を抜いて。」と言われてしまいます。

背筋は伸ばして、でも力は抜けている状態になるにはどうしたら良いのか。
答えは、「背中を伸ばす」のではなく、「腰を立てる」ことでした。

姿勢を良くするために、「背中を伸ばす」と「腰を立てる」何が違うのか。
今日はこの違いについて探ってみたいと思います。

まず、背中が丸くなっている前屈みの人に、
「●●●ちゃん、背中が丸まっているわよ、背中を伸ばしなさい」
と言うと、ほとんどの人が、筋力で背筋を伸ばします。
実はこれ、筋肉を使っているのですぐに疲れてきます。
首肩も張ってきます。

上の写真が、僕が「力を抜いて」と言われた強張った状態といえます。

じゃあ、「腰を立てる」とどうなるか。
骨盤をやや前傾にし、下腹を前下方に向けます。
すると背骨がまっすぐに伸びた状態になります。
背骨全体が骨盤の真上に載る感じになり、このとき顔は正面を向き、
上半身は首筋両肩両腕ともにリラックスしています。

上の写真が、いわゆる「力が抜けた」状態になります。

どちらも背筋は伸びているので、正面からの見た目はさほど変わりませんが、
横から観察すると、骨盤の傾きが違うことに気が付きます。
筋力で背筋を伸ばしている上の人は、体全体に力が入って肩がやや上がり、
でも腰は真っ直ぐ平行かやや後傾しています。

「背中を伸ばす」ほうは、力勝負で
「腰を立てる」ほうは、力が抜けていかにも楽そうです。

このことは、合気柔術の技だけでなく、日常生活を楽に送るためにも
とてもたいせつな要素なのですが、仕事に集中するあまり、「腰を立てる」ことを忘れてしまうのです。

ものは試しです。みなさんも是非この2つの動作の違いを味わってみてください。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆様の日常に笑顔があふれ、健康な毎日が送られますよう祈っています。

p.s. 一番上の写真は貫井神社境内にあります八雲神社のお社横から見た富士山です。


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