この時期になってくると心配なのがインフルエンザ。
僕はここ数年毎年のように罹っています。
で、当然のように予防接種を受けているのですが、これが全然といって良いほど効かない。
「インフルエンザです」と診断した先生に、「こちらで予防接種を受けたんですが…」と言うと先生も困ったように苦笑い。「しょうがないですよね、予防接種はインフルエンザに罹り難くするだけで、罹らないわけじゃないんだから。」と先生の表情から読み取れます。
それはそうと、罹ってしまった身体は本当に節々が痛くなる。
そのせいで、ベッドから起き上がっても身体がまっすぐに伸びない。本当につらいです。
ところが、最近このインフルに罹ったときと似た感覚をストレッチしていて味わいました。
例によって相も変わらず懲りもせず、股関節を柔らかくしようと毎日ストレッチを頑張っていたところ、右大腿部前面の筋肉が硬いことを発見。そこで、そこのストレッチをいつものストレッチに加えたところ、非常に股関節が開きやすくなることが判明。ももの後ろや内側ばかり気にしていたので、目からうろこが落ちた気分。頑張ってストレッチに励みました。
ここのストレッチの仕方は、左足を前に出して膝は軽く曲げ、両足を前後に開き、上半身はまっすぐに保ったまま右足の付け根を伸ばすように腰を落としていきます。すると右の膝までストレッチされてくるのがわかります。
実は僕は40歳を過ぎた頃から徐々に右膝が痛み出し、ずっと正座がつらかったのです。
ところがこのストレッチのおかげで、ついに右膝に体重を乗せてしっかりと正座できるようになりました。
「やった~!」と右膝の痛みを克服したと喜んだものの、今度はやり過ぎたのかももの付け根に筋肉痛のような猛烈なだるさに襲われました。
この付け根のいただるさがあのインフルエンザに罹ったときとそっくりだったのです。まさか本当に罹ったのではと思うほどです。
ももの付け根には鼠径部リンパ節というものが左右にあります。
リンパ節は病原菌などが体内に入り込むと活発に活動して病原菌と戦ってくれる大事な組織です。このリンパ節は身体の筋肉の動きなどで徐々にリンパ液を身体の中央へ集めています。
つまり関節の動きがリンパ液の重要な輸送手段なわけです。もし仮にこの関節の動きが硬かったらどうでしょう。そのとおり、リンパ液は流れ難くなってしまいます。僕の右ももの付け根にもどうやらかなりリンパ液が溜まっていたようです。
それがストレッチしたことで活発に流れ出した。それはインフルに罹ったときにウイルスに対抗するためにリンパ節でリンパ液が盛んに活動しているときとよく似てたというわけです。
インフルに罹って、ウイルスが体内に入れば、当然全身のリンパ節が反応するわけで、そこが熱を帯びて節々が痛くなります。
このときの痛みとだるさは半端じゃありません。ですがそれは免疫系が活性化した状態でもあるわけです。ストレッチでこの状態に出来るのであれば、ストレッチで免疫系を活性化できることになるのではないでしょうか。
この冬はそういう意味で自分の身体で実験できる面白い年になりそうです。
(でも、とりあえず皆さんのご迷惑にならないように予防接種は受けておこうと思います。ご安心を。笑)
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